2018年10月20日土曜日

サンプルセッションの感想

先日、サンプルセッションを終えたクライアントさんが言った

「自分には、軸がないと思っていたけれど、軸がない訳じゃない。
 探究してなかっただけ」※

という一言がとても印象的でした。

そして、たくさんのクライアントさんと接してきて
コーチとしては、それはとても実感のある言葉です。

コーチングという場を持つまでは、
「本当は自分はどう思っているんだろう?」
「本当の自分はどうしたいんだろう?」
というようなことを、じっくり探究する機会がありません。

日々忙しく、自分自身に向き合う時間も心の余裕もないことが多いのです。

そのため「自分には軸がないのではないか」と不安に思うクライアントさんも
多いのですが、決して、決してそんなことはありません。

じっくり話をしていくうちに、その人が大事にしていることを話だすと
声が響きだし、本来のその人が立ち現れてきます。

それは、安心できる環境で、好奇心を向けられながら話すことで
自分のコア(中心)に触れることが出来るという感じです。

その自分に触れて、自分の大事にしていることが分かってくると
自分のことを信じられる、自分を肯定できるようになります。
「好き」というより「受け入れる」「そのままを認められる」
という感覚でしょうか。

そんな瞬間に立ち会えるのはコーチ冥利に尽きます。
何年やっても飽きないどころか、ますます惹かれている今日この頃です。

※コメントはクライアントの許可を頂いて掲載しています。

写真:福岡県糸島市 桜井二見ケ浦(夫婦岩)






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