2019年11月27日水曜日

インド旅行記 <スラム街ツアー>

今年になり、Facebookでは繋がっていた中学時代の同級生とひょんなご縁で再会したら、インドで仕事をしてる話を聞きビックリ!とんとん拍子で話が進み、10/1014で次男も連れての大人の社会科見学が実現しました。
弾丸インドツアーでしたが、備忘録的にアップします。

夜の11時にデリーに到着。不安な気持ちで出るとスーパーコンシェルジュFahimさんが迎えに来てくれてました。その後2:40発のムンバイ行きに乗るため、夜中の空港で時間つぶし。こんな時間なのに空港はかなりの人、さすが13億人いる国だけあって人の数が本当に多い。
無事にムンバイに到着し、ホテルに着いたのが朝の6時、予約していてくれたゴージャスなホテルに分不相応を感じつつも、軽い仮眠を取り、11時から行動開始。

11時には、スイスから来たなおみさんも加わり、Fahimさんに導かれて、スラム街ツアーへ。
ムンバイのダハラビ・スラムツアーはガイドさん付きでした。彼はライセンスを持っているそうで、10年ほど前にNGOがスラム街のこどもを教育して、英語なども勉強させて、ガイドができるように育てたそうで、今では彼が小さい子供たちを育てているそうです。教育の大切さをあらためて実感しました。

ガイドさんによると、スラムの定義は国が認めていないところに違法に住んでいる地域だそうです。
ムンバイのダハラビはインドで1番、アジアでも1、2を争う模のスラム街で、1.7㎢に100万人が住んでいるそうです。(スラムドックミリオネアの撮影場所だったそうで、もう一度観てみようと思っています。)
主な収入はプラスチックのリサイクルで、洗って乾かして小さなチップにして売る仕事。中を歩いてみると空気が悪く、ここにいる人は肺を患っている人も多いというのが実感としてわかりました。
            写真の屋根の上の黒いのが欲しているチップです

                    反対側の景色

このスラムは仕事場と住居と分かれていました。住居も本当に狭くて、風呂はもちろんトイレもなく、女性は小さなキッチンで身体を洗い、男性と子供は外のようで、体を洗っている男性に遭遇しました。
100
万人に対して公共トイレは700個だそうで、新しくトイレが出来るとその近くの家の値段が上がるのだと言っていました。
平均収入が160ドル/月、家賃が100ドル/月だそうで、家賃が払えず仕事場に住み着く人も多いそうです。
だいたいの人は一年のうち、810ヶ月スラムで働き、モンスーンの季節だけは田舎に戻り家族と暮らすと説明してくれました。

政府が、スラム解体を目指して住宅を建てるプロジェクトを計画したそうですが、仕事場にしていたところを住宅を建てると、仕事がなくなるため反対され、コミュニティが出来ているので引越したくないというのもあり、頓挫していると言っていました。

個人的には、広さはもちろん、衛生面でも大変そうで、可哀想だなあと思っていたところ、最後に会った5歳くらいの3人の子どもが、キラキラした瞳で「バイバイ!」と笑顔で声かけてくれ、ギャップが大きく一番印象に残りました。
環境的に決して恵まれてはいないけれど、不幸かと言われたらそれはわからない、通勤電車の日本人の方が無表情だなと思いました。

           スラム街を出て車で移動中もこんな景色が続きました。



【お知らせ】早大エクステンションセンターでの夏講座

ちょっと近くなってのご紹介ですみません。 コロナ真っ盛りの時はオンラインでさせていただき、 ここ2回は対面で実施させていただいている講座のご紹介です。 まだコーチングをよく知らないけれど、コーチングを体験してみたいという方にご参加いただきたい内容となっています。 講座といっても、...